D.N様

D.N様が当院に来院された経緯
職場で安全靴を履いて作業をしている。靴を交換した昨年の9月頃から両側の足裏に痛みを感じるようになった。1日中立ち仕事で足の疲労も溜まりやすく、仕事が終わった後はかなり痛みが強くなってしまう。ふくらはぎの筋肉も硬く張ってしまい、動き始めの1歩目は毎回痛みを感じる。これ以上痛みが強くなってしまうと生活に支障が出てしまい、職場の方達にも迷惑をかける前に治したいと思い来院された。
治療と経過
初診
骨盤の歪み、足根骨の歪みを確認。歩行時に両側の足裏の横アーチに痛みが生じる。
下肢の筋肉の硬さを緩める鍼治療と足根骨の歪みを整える整体を施す。
歩いてもらうとまだ痛みが残る。足裏の筋膜を緩める整体を施し、再度歩いてもらうと痛みなく歩けるようになった。
2診目
2診目(1週間後に来院)
2日くらい痛みを気にすることなく歩けていたが初診時程ではないが徐々に痛みが戻ってきた。前回と同様の施術、足裏の筋膜を緩める治療を入念に行う。
3診目
3診目(1週間後に来院)
痛みは軽減され動きはじめの痛みも感じにくくなってきた。また、痛みを感じる場所も変わってきた。以前は横アーチ全体に痛みがあったが左右中趾の付け根に痛みがピンポイントで感じるようになった。
同様の施術を行いながらピンポイントで痛みを感じる部分を重点的に緩める治療を行った。
また足裏の筋膜を緩めるセルフケアを教えた。
4診目
4診目(2週間後に来院)
仕事中の痛みも軽減されてきた。自宅で素足で過ごしていると左右とも中趾の付け根に痛みが生じる。前回と同様の施術を行う。
5診目・6診目
5診目(1週間後に来院)、6診目(2週間後に来院)
痛みを感じる頻度は来院前よりはるかに少なくなってきている。
右側の痛みはほとんど感じなくなった。
同様の施術を行う。
7診目-10診目
7診目(3週間後に来院)、8診目(3週間後に来院)、9診目(3週間後に来院)、10診目(3週間後に来院)
左側の中趾の付け根に違和感を感じる程度で痛みはほとんど気にならない。
10診目の時には違和感も無くなってきた。
状態がかなり安定してきたので一旦治療を終了した。
主に使用したツボ、整体
脳戸、京門、L5華佗穴
アメージングセラピー
考察
足に合わない安全靴を履きはじめたのが原因で足根骨の歪みを強めてしまい、重心のバランスが崩れ両側の足裏に痛みが生じた。
足根骨が歪んでいることで足裏の筋膜の緊張が強くなっており、痛みを強める要因になっていた。歪みを整える当院の治療とプラスして、ご自身で足裏の筋膜を緩めるセルフケアを行なってくれた事もいい影響を及ぼした。