変形性股関節症 術後、症状の経過は?

変形性股関節症の治療には手術を行う手術療法と、手術を行わない保存療法とがあります。手術を行う場合は入院管理となり、術式や入院する病院の方針によって入院期間も異なります。
人工骨頭置換術の場合は、術後すぐに手術した足に体重をかけられるため、2~3週間程度の入院となる場合が多いですが、骨切り術など関節を残したまま手術する股関節温存術の場合は、体重を足にかけられるようになるまでに時間がかかるため、術後のリハビリに時間を要し、入院期間は1か月半~3か月程度かかります。
どちらも手術をした後は、手術前に比べて痛みなく歩行や動作が行えるようになり、生活の質が向上します。
人工骨頭置換術の場合は脱臼に注意して姿勢や動作を行っていく必要があり、骨切り術の場合は、退院後も股関節への負荷のかけすぎに注意する必要があります。どちらの場合も必要に応じて定期的な受診やリハビリの継続を行います。

 

 

実行骨頭置換術後の症状と経過

人工骨頭置換術後は、入院している間に手術した足にも制限なく体重をかけることができます。手術前の状態にもよりますが、退院時には自力歩行が可能となっており、徐々に仕事復帰や趣味活動の再開、スポーツを楽しむこともできるようになります。
人工骨頭置換術後は脱臼に注意して過ごさなければいけません。また、人工物であるため、長年負荷がかかることでゆるみや破損が生じる場合もあるので、定期的な受診で経過を見ることが大切です。
手術後は、股関節へ負荷がかかりすぎる重労働や激しいスポーツは控え、体重のコントロールや筋力低下を防ぐための適度な運動を続けて、生活の質を維持するようにしいくことが人工骨頭を長く使用することにつながります。

股関節温存術後の症状と経過

股関節温存術後は、手術した足に制限なく体重をかけられるようになるには6~8週間程度かかります。退院時は一本杖歩行での退院となり、杖なし歩行が自立するように退院後も継続したリハビリが必要となります。
股関節温存術では、股関節にかかる負担を減らすことはできますが、股関節自体の変形を治すことはできないため、手術後も変形性股関節症の症状を進行させないように股関節に負担をかけない生活を心がける必要があります。また、症状に現れないうちに股関節の変化が起こっている場合もあり、早期の対応、治療を行うためにも定期的な受診で股関節の状態を確認することが大切