変形性膝関節症に良い食事とは?

変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減っていく病気です。

軟骨がすり減る理由の一つに加齢があげられますが、加齢によって軟骨にも老化現象が起こり、軟骨のすり減りを進行させています。軟骨の老化とは何でしょうか?

軟骨がすり減るのを予防するためにはどのような食べ物が良く、どのようなことに気を付けて食事をすればよいのでしょうか?

詳しく説明していきます。

 

 

加齢による軟骨の低下

変形性膝関節症が高齢者に多いのは、軟骨にも加齢とともに老化が起きているからです。

骨にも皮膚と同じように、古くなった骨を新しい骨に作り替える代謝のサイクルが存在します。しかし、骨の代謝は20代を過ぎると衰え、それに伴い骨量が減少します。

また、骨を構成しているコラーゲンの質も加齢とともに悪くなり、骨密度も低下します。

骨は加齢とともにもろく少なくなり、傷つきやすくなるのです。

軟骨は加齢とともに水分量が減り、弾力がなくなって薄くなっていきます。

このような老化の現象は、骨や軟骨に栄養を運んでいる微細な血管が加齢とともに詰まることによって隅々まで栄養が行き届かなくなり、骨や軟骨を構成している細胞の老化や変性が起こることが原因です。

老化を防ぐためには、血管を詰まらせるような食事は避けるべきであるということが言えます。

軟骨の老化を進行させる食事とは?

軟骨の老化を予防するためには、血管を詰まらせやすくする高脂血症、高血圧症、糖尿病、肥満などのリスクを減らす食事を摂ることです。

具体的には、

・血管が詰まりやすくなるフライや天ぷら、唐揚げ、肉の脂身などの脂もの

・バター、生クリーム、チーズなどの動物性脂肪食品

・魚卵や鶏卵、肉魚の内臓などのコレステロールの多い食品

・中性脂肪を増加させるチョコレートや菓子類

・高血圧になりやすい塩分の高い食品

は控えるようにするべきです。

変形性膝関節症の方はほとんどの方が上記のような食事が好きな方が多いです。「少ししか食べていない・・・」と言いながらお茶の時に甘いものをとっている方は多いです。「少し」が毎日何年も続けば少しではなくなります。もう一度ご自分の食生活を見直して変形性膝関節症の原因になっている食べ物がないか確認してみましょう。特に砂糖類は痛みを敏感にする作用があるので甘いものは摂らないほうが良いです。

変形性膝関節症の方が積極的に摂ったほうが良い食事とは?

・野菜や豆、海藻やきのこなど、食物繊維の多い食品

・トマト、小松菜、かぼちゃ、ほうれん草、にんじん、ピーマンなどのビタミンC,ビタミンE,カロチンが豊富な食品

・魚、豆腐、大豆などの低脂肪で良質なたんぱく質の多い食品

があげられます。

変形性膝関節症に良いとされるグルコサミンやコンドロイチンを積極的にサプリメントなどでとろうとする方は多いですが、上記でも説明したように軟骨に栄養を送る細い血管がもろくなり血流が悪くなってはいくらグルコサミンやコンドロイチンをとっても意味がありません。(私はグルコサミン、コンドロイチンの効果は?な部分がありますが)

大事なのは軟骨に栄養を届ける道筋(血管)の通りを良くしてあげることです。そのためには何か良い食事を摂るというよりは血管を詰まりやすくしてしまう食事を改めたほうが良いでしょう。

炭水化物や脂肪分の摂りすぎに気を付け、たんぱく質、炭水化物、脂肪のバランスがとれた食事を、適正な量、決まった時間に行うことが大切なのです。動脈硬化を進行させるアルコールも控えるようにしましょう。