変形性膝関節症の分類

変形性膝関節症は大きく2種類に分類されます。

どのような分類があり、どう違うのでしょうか。それぞれの原因や対策法についてまとめてみました。参考にしてみてください。

変形性膝関節症の分類

変形性膝関節症は大きく分けると「一次性」と「二次性」のものがあります。

 

一次性変形性関節症は、筋肉の衰えや肥満、老化などいくつかの要因がかさなって膝軟骨がすり減った場合のものをいいます。はっきり原因が特定できないもの、というのが特徴です。

 

対して、二次性変形性膝関節症は、けがや病気などはっきり原因がわかるもののことを言います。

 

一次性変形性膝関節症

変形性膝関節症の人の多くは一次性で原因がはっきり分かっていません。

下記のようなことが原因になるといわれていますが、医学的に解明されたものではありません。

老化

年齢が上がるとともに変形性膝関節症の発症率は高くなります。年を取ると筋力が衰えたり、膝関節の新陳代謝が衰えたりすることから、摩擦が生じ、発症しやすくなっています。発症を防ぐには適度な運動や、食生活の改善が効果的です。

肥満

歩くとき、膝には体重の3倍もの負荷がかかるといわれています。体重が1キロ増えるだけで膝の負担は3キロ増えます。ですから、体重が増えれば増えるほど膝への負担は倍増していきます。

 

また、坂道や階段の上り下りではそれ以上に負荷がかかります。肥満を解消することは変形性膝関節症の予防や改善につながります。

膝の酷使

激しいスポーツや、重い荷物を持つなどの肉体労働は膝に負担がかかります。膝に負担がかからないサポーターをするなどで軽減することがあります。激しい運動は膝に負担がかかりますが、ウォーキングなどの適度な運動を行うことは変形性膝関節症の予防や改善に効果的です。

O脚・X脚

O脚やX脚など足が変形していると、関節に平均して体重がかからなくなります。O脚の場合は膝の内側、X脚の場合は外側に負担がかかりその部分がすり減りやすくなってしまいます。体重が偏らないようにあるくように注意するとよいでしょう。

二次性変形性膝関節症

二次性変形性膝関節症は原因がはっきりしているもののことをいいます。人体損傷などのけがをすると、関節のかみ合わせの障害を起こし、膝軟骨が変形してしまう場合があるのです。

 

下記の症状は、変形性膝関節症の原因になります。

・前十字靭帯損傷

・半月板損傷

・関節軟骨損傷(関節ネズミ)

・膝蓋骨脱臼

・膝や膝周りの骨折

 

ただし、このようなけがをしたから必ずしも変形性膝関節症が発祥するというものではありません。膝に負担をかけないように気を付けていれば、変形を防ぐこともできます。

まとめ

変形性膝関節症には、原因がはっきりわかるものとわからないものの二種類があります。現代医学的には現在発症している人の多くは原因がはっきりわからないものです。

私が多くの変形性膝関節症を治療する中で痛みの根本原因と思われるものは

①内臓疲労により血液循環が悪くなり、自然治癒力の低下

②骨格のゆがみによる下肢のアンバランス

③筋膜の癒着

と考えています。これらの原因を取り除くと変形性膝関節症の痛みの緩和、進行を遅らせることができます。しかしあまりに変形が強くなりすぎると手術適応になってしまう可能性もあるのでできるだけ早く受診することをお勧めいたします。

詳しくは変形性膝関節症の治療をご覧ください。