変形性股関節症、手術時の名医の見つけ方

変形性股関節症は何も治療をおこなわないでいると、自然治癒することがないため、徐々に症状は進行してしまう疾患です。

症状の進行や変化に合わせてその時に応じた治療や対処が必要であるため、継続した受診が大切です。長く放っておき、症状が進行してしまってからでは、もう少し早ければ選択できたであろう治療方法も受けることができなくなってしまいます。

長年病気のことを診てもらうことになり、手術を検討しなければならない時期が来ることもあるため、変形性股関節症に詳しく、手術の腕も確かであることはもちろん、股関節の状態だけではなく、個人の全身状態や社会的事情なども含めて診てもらえる主治医にかかることが望まれます。

インターネットでの見つけ方

股関節に違和感や痛みを覚え、はじめに病院にかかる時は整形外科を受診します。日本整形外科学会のホームページから、全国の整形外科専門医がいる病院が検索できるようになっているのでそれを参考にするのも良いでしょう。

変形性股関節症と診断されたら、より股関節の専門的な治療が受けられる股関節専門外来を有する病院や変形性股関節症の治療実績が多い病院、リハビリテーションが充実している病院を選ぶことをお勧めします。

かかっている病院で疑問を感じることがあれば、セカンドオピニオンを受けることも良いでしょう。

 

変形性股関節症で手術になったときの名医の見つけ方

今まで自宅近隣の整形外科に通い、いよいよ手術となりそうなとき、その後のリハビリに通うのが大変だからと近所の整形外科で手術をしようと考えている方はいるのではないでしょうか?しかし変形性股関節症の手術は医師により技術差や術式が異なるので安易に近隣整形外科で手術をすることはお勧めいたしません。

変形性股関節症の治療方法は、主治医の考え方や病院の方針により、手術の時期や手術方法、手術する場合の入院期間、リハビリテーションの仕方などが異なります。

それぞれの医師が得意にしている手術法式もあり、安全面を第一に考える術式やできるだけ傷口を小さくする術式などそれぞれの病院が推奨する手術方法も様々です。また、人工骨頭置換術の場合では、使用している人工骨頭の素材の違いもみられ、経年使用によるゆるみに強い最新の素材を導入している病院もあります。手術時の感染対策や他の疾患を合併されている方は、他の科との連携の良さなども病院を選択するうえで確認しておきたい事項となります。

手術後のリハビリテーションの進み方や実施方法も異なり、病院のホームページに掲載されているクリニカルパス(入院時のスケジュール)や、実際に手術を受けられた方の口コミなども参考になります。

信頼がおけ、何でも相談でき、自分に合った治療方法や手術時期、手術方法の提案を行ってくれる医師を見つけることが大切です。

1番の名医は患者さんの気持ちを考えて対応してくれる医師、整形外科を探そう!

大事なことは手術前から手術、術後の経過、リハビリまで丁寧に説明してくれるかが大事です。担当医が説明してくれなくても看護師さんなどが説明してくれ、ご自分で納得した状態で手術を受けるのが良いでしょう。あまり何も教えてくれず、ただ「この状態なら手術ですね。いつにしますか?」みたいな対応の医師、病院は避けたほうがよいでしょう。

それは患者さん自身を見ておらず、変形した股関節しか見ていないからです。患者さんが手術に踏み切ろうと思ったのは手術をして痛みのない足を取り戻し、再び歩きたい、走りたいなど何か目的があって行うものです。その目的を手術によって叶えられるかがカギであり、変形した股関節が人工関節になることが重要なことではありません。患者さん自身を見てくれる医師であればだれでも不安に思う手術に対してしっかりと説明してくれるはずです。変形した股関節しか見ていない医師は術後の経過が思わしくないと「手術は成功しました」と言います。

手術が成功することが大事なわけはなく、患者さんの再び痛みのない足をとりもどして目的が叶えられることが大事です。

そのような病院を探す方が術後の経過が良いですし、患者さんのためにたくさん勉強もしている医師であることは間違いありません。