半月板手術、術後どれくらいでスポーツに復帰できる?

スポーツをしている人にとっては、半月板損傷は身近な膝の障害でしょう。それぐらい多くのスポーツ選手が半月板損傷に悩まされています。半月板損傷で手術を行うと、その後どれくらいでスポーツ復帰ができるのでしょうか?

スポーツ復帰までの期間は、半月板手術の方法による

半月板手術の方法は、損傷した部分を取り除く切除術と、損傷部分を縫合する縫合術とがあります。切除術の場合は、手術後すぐに膝への荷重が可能で、全荷重かけての歩行は3~4日程度で可能となり、早くて3週間程度でスポーツ復帰が可能です。実際にサッカー選手で、半月板損傷を負ったのち、半月板切除術後1か月ほどで試合に復帰している選手もいます。

たしかに切除術の場合競技復帰は早いですが、半月板を取るということは、膝の衝撃を吸収するクッションを取ってしまうことになるので結果的に膝に負荷のかかりやすい状態になることを頭に入れておきましょう。

 

縫合術の場合は手術後2~3週間のギプス固定が必要で、膝への荷重制限があるため、松葉杖歩行が行なえるようになるまで4~5週間かかります。そのため、早くてもスポーツ復帰までには2カ月ほどかかります。

 

一般的には、半月板切除術後はスポーツ復帰までに1~4カ月、半月板縫合術後は3~6カ月要するとされており、切除術の方が縫合術よりも手術後早い復帰が可能ですが、切除術では、縫合術よりも手術後のスポーツ復帰率が低く、復帰後の膝の状態も縫合術の方が切除術よりも良いことが言われており、損傷の程度、場所、年齢、スポーツの種類やレベルによっても異なってきます。

 

スポーツ復帰までの期間は、内側半月板損傷か外側半月板損傷かによる

半月板は膝の内側に位置する内側半月板と、外側に位置する外側半月板とがあります。外側半月板の場合は、切除によって関節軟骨への負荷が大きくなることが言われており、縫合術の方が切除術よりもスポーツ復帰率が高いという結果があります。

 

内側半月板切除術後はスポーツ復帰までに6週間~4カ月、外側半月板切除術後は6週間~6か月を要し、内側半月板切除術後の方が外側半月板切除術後よりも、スポーツ復帰期間が短いという報告もあります。

 

また、一方で、内側半月板手術後は、切除術、縫合術ともに再手術となる確率が外側半月板手術後よりも高いことも言われています。

 

どちらにせよ、手術は最後の手段にしたほうが良いです。競技復帰を早めるために切除術を行ったところで膝にかかる負担は大きく、縫合術にしても復帰までの期間がかなりかかってしまいます。

整形外科分野では半月板損傷をし、画像上半月板に断裂等がある場合、保存療法で効果がない場合手術ということになります。その前に一度足の疾患を得意とする整体院や鍼灸院、整骨院など病院とは違うアプローチをするところで相談をし、治療をしてみたほうが良いでしょう。

手術をせずにスポーツに復帰できることも充分なります。半月板損傷は手術をすればすべてが完治する疾患ではなく、手術をしてもリスクが残ってしまう疾患ですので、手術という選択はできるだけしないような方向で改善を図ったほうが良いでしょう。

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半月板損傷の治療

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