肉離れ 病院での治療は?

「その瞬間、ブチッと切れる音がした」

「バットで殴られたような衝撃」

「つった時の何倍もの痛み」

肉離れを起こしたことのある人が、その瞬間を表した言葉です。

それだけの痛みを伴う訳ですから、決して簡単に治るものではありません。

正しい診断、必要な治療を速やかに行なう為にも、まずは病院できちんと診察してもらうことが大切です。

まずは診察を受けて、診断を確定してもらうことから

病院での診察は、

問診

視診

触診

肉離れの場合、この3つで診断が確定するケースが殆どです。その中でも問診は特に重要。痛めた時の状況を詳しく正確に伝えることが大切です。また痛みの強さについても、我慢しないでありのままを伝えるようにして下さい。この3つの診断により、更に詳しい検査が必要な場合はMRIやエコーなどの画像検査を行ないます。

肉離れ診断~3つのレベル分け

肉離れは次の3つのレベルに分けられます。

➀軽度…筋肉の膜が引き伸ばされた状態もしくは小規模な断裂

軽い運動や自力歩行が可能 治るまでに2週間程度かかる

➁中程度…筋線維の一部が断裂、皮下出血を起こす 肉離れに一番多いレベル

自力歩行は難しい状態 1~2ヶ月かかる

➂重症…深い部分断裂もしくは完全断裂で触ると陥没が確認出来、手術になることもある

自力歩行は不可能 治るまでに3ヶ月以上を要するケースもある

殆どの医療機関で、このレベル分けがベースとなっており、それを踏まえて治療やリハビリを進めていくことになります。最初のこの診断がとても重要になってくるので、ケガの状況を正しく伝えることが何より大切なのです。

肉離れの治療の進み方

肉離れは筋肉の完全な断裂などの重度なケースでない限り、基本的には保存療法で治癒を目指します。痛みが強い急性期はアイシングと、ギプスや弾力性のある包帯などでの圧迫が中心の治療になります。これは肉離れによって受けた損傷を出来るだけ最小限に抑えるた

めです。痛みや腫れ、内出血の状況などを見ながら、次は温熱療法へと切り替わります。

患部を温め血行を良くすることが目的で、これは人間の持つ回復力を大きくサポートしてくれる役割があります。可能であれば患部だけでなく、半身浴などで全身の血行を促す方がより効果が得られます。そして専門家によるマッサージやストレッチなどを並行して行なうことになります。

これらを経て、ようやくリハビリへ

肉離れのレベル、部位、そして今の状態を医師が診断、その上でリハビリがスタート出来るようになります。肉離れは再発する頻度が高いケガといわれているので、根気強く治療とリハビリを行なうことがとても重要です。

今後、肉離れを繰り返すことがないよう、

・無理をしない

・焦らない

・身体の声に耳を傾ける

これらを念頭に置きながら完全復活を目指しましょう。