アキレス腱炎に低周波治療器は効果あり?

低周波治療器は、肩こりで辛い時に使用すると心地良さを感じられる機器ですよね。痛みや筋肉のコリの緩和に効果が有りそうですが、アキレス腱炎の辛い痛みにも効果が有るのでしょうか。 

低周波治療器とは

肩こりや腰痛がみられるときに使用すると、電極を貼った部分に刺激が加わり、痛みやコリが緩和される効果のある低周波治療器ですが、どのような仕組みで痛みやコリが和らぐのでしょうか。 

 

低周波治療器は身体に周波数の低い電流を流して、筋肉の収縮を促します。筋肉が収縮することにより、血流が良くなってコリがほぐされ痛みの緩和につながります。全身の血流が改善すると、疲労物質や痛みの発生物質も洗い流され、新鮮な酸素や栄養が体の隅々に行き渡るので、疲労の回復も早くなります。

アキレス腱炎の急性期症状と低周波治療器

肩こりや腰痛の痛みには効果のある低周波治療器ですが、アキレス腱炎では低周波治療器の作用は有効となるのでしょうか?アキレス腱炎の痛みは腱自体や腱の周囲の組織が炎症を起こしている痛みです。炎症を起こしているところに、低周波治療器を使用するとどうなるでしょうか。 

 

炎症を起こしている場合は、冷却の処置を行い、血管を収縮させて血流の減少を図り、炎症を鎮める処置が必要となりますが、血流を促進する低周波治療器では炎症をひどくし、痛みも増大させる恐れがあります。アキレス腱炎の急性期で、赤みや腫れ、強い痛みなどの炎症がみられる時期は低周波治療器の使用は避けた方が良いでしょう。 

アキレス腱炎の慢性期症状と低周波治療器

アキレス腱炎は、慢性化しやすく、一度痛みが引いて、トレーニングを開始しても再発することが多い障害です。慢性化したアキレス腱炎の場合、ふくらはぎの筋肉の硬さがみられることが多いです。筋肉が硬くなると血流が減少し、疲労した筋肉の回復が妨げられるので、ふくらはぎの筋肉が硬く、筋肉の疲労がみられる場合は、ふくらはぎの筋肉に低周波治療器を用いると血流が改善され、疲労回復を促進させる効果は得られるでしょう。 

 

アキレス腱自体は血流が少ない組織なのでアキレス腱に低周波治療器を用いても、血流を促す効果は得られにくいと考えられます。アキレス腱へのストレスを増大している原因となっている筋肉の硬さからくるコリや痛みを軽減することを目的に使用するのは良いかもしれませんが、低周波治療器では血流は改善されても、筋肉の柔軟性までは改善されないのでストレッチなどの運動療法が必要となります。低周波治療器だけでアキレス腱炎を改善することは難しいと言えるでしょう。