捻挫の種類(内反捻挫、外反捻挫、屈曲捻挫)

内反捻挫

足関節を内側に捻ることによって発症する捻挫です。「外側捻挫」「内側に捻る捻挫」ともいわれます。 

足首捻挫の大半を占めるのが、この捻挫です。 

「腓骨(ひこつ)」「脛骨(けいこつ)」という足首に繋がる骨の長さや足首の構造により、足首は内側に曲がりやすくなっているからです。 

その中でも前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)が一部だけ断裂してしまうと、外くるぶし周辺が膨らんできます。 

「重度の捻挫になりにくい」「慢性捻挫になりやすい」「初期応急処置と根治が大切」という特徴があります。 

 なかなか痛みが治まらない場合や捻挫を繰り返す場合は、一度整形外科医の診察を受けることをお勧めします。 

「ストレッチ写真」と呼ばれるレントゲン撮影で関節の状況を診てもらうとともに、関節のぐらつきのチェックをしてもらってください。 

この捻挫で負傷するのは、足首の外側に位置している靭帯です。 

その中で一番傷つきやすいのは、一番手前側にある「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」という部位です。 

次に多くみられるのは、「前距腓靭帯」と「踵腓靭帯(しょうひじんたい)」の2つを損傷するケースです。 

3つ目の「後距腓靭帯(こうきょひじんたい)」は他の2つと違いかなり強固なつくりになっているので、そこを怪我することはあまりありません。 

しかし足首を捻ったときに人に乗りかかられて強い内反状態になると、損傷することがあります。 

単独で損傷するのは「前距腓靭帯」だけで、他の2つの靭帯は前距腓靭帯損傷に伴うことがほとんどです。

外反捻挫

文字通り、足関節を外側に捻ってしまうことで起きる捻挫です。 

「内側捻挫」「外側に捻る捻挫」ともいわれます。 

足の内側を支える三角靭帯に大きな影響があり、よほど強力な力がかからないと外反捻挫にはなりにくのですが、受傷してしまうと、骨折の可能性が高くなります。 

出来る限り早急に必ず医師の診察を受けましょう。 

「三角靭帯(さんかくじんたい)」は、足首の内側の支えを担っている部位です。 

「三角靭帯」はとても強靭な靭帯なので、外反捻挫は起こりにくく、断裂することもありません。 

それ故に骨の付着面を剝がしてしまい遊離させてしまうこともあります。 

底屈捻挫

つま先が足の裏側に大きく曲がって発   

症する捻挫です。 

「前側捻挫」とも言われています。ですが足首の手前には靭帯はありません。この場合、代わりに関節を包む関節包に怪我を負うことになります。 

3種類に捻挫の中でも、発症率の低い捻挫になります。 

 

「捻挫は主にこの3種類に分類されますが、いずれにしろ痛みが治まり日常生活に影響がなくなった時点で捻挫が完治したと考えるのは早すぎます。 

例えば痛みはなくなっても骨や関節が少しズレていたり、靭帯に傷が入ったままだったり、立った時に足の長さが違う、ということもあります。すべてを確認し、どこも完全に元の状態に戻った時が「完治した」という状態です。 

後々後遺症に悩まされたり、捻挫の痛みが再発したりという状況にならないためにも、軽度の捻挫でもしっかりとした治療が必要です。