椎間板ヘルニアの整形外科での診断・治療

整形外科を受診した場合は、具体的にどんな診察や治療をするのでしょうか、詳しく見ていきましょう。

診断方法

まず「椎間板ヘルニア」という診断は、問診・触診・画像診断などいくつかの診察や検査ののち、総合的に決定されます。

画像診断についてはレントゲン検査よりもCTやMRIの方がより正確な部位や状態が把握できます。

CTやMRIを設置している病院となると数が限られてきますので、まずはかかりつけの整形外科か近所の整形外科へいき相談するといいでしょう。

その他にも「SLRテスト」という診断方法があります。

 

これは仰向けに寝て足をまっすぐに伸ばし症状が出ている方の足を上にあげていく方法です。その際に強く痛みが確認された部位がヘルニアを起こしていると疑われるところになります。

整形外科での治療

治療法の中の「保存療法」を紹介します。

保存療法とは、手術などは行わず経過を見ていく治療のことです。

「処方薬による痛みの緩和」

文字通り痛み止めの薬や座薬によって、症状を緩和す

る治療です。

昔はあまり効果がなく気休め程度にしかなりませんでしたが、最近は開発が進み、しっかり効く鎮痛剤がいくつもあります

「注射療法」

どうしようもない痛みがある場合は、痛みを抑える為に局所麻酔をしたり、ステロイド薬を直接患部に打ちます。

患者さんの状態や注射の部位によっては、安全のため

に入院することもあります。

「安静療法」

痛みがとても強いときは、幹部に負担をかけないように安静にする方法です。

無理のない程度に動く方がより早く痛みが緩和されるといわれています。

「温熱療法」

ホットパックや赤外線照射などで患部を温めます。

温めることで筋肉のコリをほぐしたり血行を良くしたりします。

「冷湿布」「温湿布」

冷たい湿布は幹部の炎症を押さえます。

温かい湿布は血行を促進します。

交互に行うことが推奨されています。

「マッサージ」「牽引治療」「コルセット」

「マッサージ」

患部周辺の筋肉のコリやハリをほぐすことが目的です。

「牽引治療」

機械で体を引っ張って伸ばすことで痛みの軽減を促進します。

 

「コルセット」

腰への負担を軽くするために、腰の周りを補強する装具です。

「運動療法」

痛みが軽減してきたら身体のバランスを整えながら、体操やストレッチを行います。

理学療法士の指導の下に行う「マッケンジー体操」といわれる方法があります。

ストレッチも体操も様々なものがあります。

後ほど紹介します。

手術

日常生活のQOLが著しく低下する場合や、症状の悪化が顕著な場合には「手術」が行われます

ただし椎間板ヘルニアで手術適応になる患者さんは全体の1割と言われています。現在は保存療法が主流となっているのですぐに手術を勧めてくる医師は要注意です。

 

 

近年では「PLDD=経皮的レーザー椎間板減圧法=」といわれるレーザー治療が主流となってきています。

この治療は、ヘルニアを発症している部位の椎間板の中央部にレーザーで空洞を作り椎間板の内圧を下げることにより、元に位置に戻します

そうすることで神経への圧迫がなくなり痛みが取れるということになります。