猫背は変形性股関節症を引き起こす!?

膝や股関節などの変形を伴って関節の痛みを伴う「変形性関節症」は1990年には23万8000人だった人数が2014年には125万人になったと言われています。

2020年現在では変形性股関節変形性股関節症だけをみても150万人以上いると言われています。

変形性股関節症を患ってしまう原因は様々ありますが、猫背が変形性股関節症を引き起こす可能性があるのです。

なぜ猫背が変形性股関節症を引き起こすのか?

猫背のない人が立っていると、股関節を形成する寛骨(かんこつ・骨盤の骨)と大腿骨(だいたいこつ・太ももの骨)がすっぽりとはまっている形になり、股関節の周りの筋肉などにも負担はかかりません。

この状態で歩いても股関節にかかる負担は少なくてすみます。

 

一方、普段から猫背(腰椎後湾、骨盤後傾)の方は立っている姿勢で股関節を形成する寛骨(かんこつ)と大腿骨(だいたいこつ)がズレた位置になってしまいます。

股関節は重い上半身を支えるために元々強靭な作りになっていますが、猫背になり、すっぽりとはまった状態でなくなると関節にかかる負担は増します。

この状態で歩き続けると関節にかかる負担は徐々に増えていき股関節の痛みを引き起こします。

変形性股関節症が高齢者に多いのは猫背(腰椎後湾、骨盤後傾)も一つの要因だと言われています。

ただし、猫背でも変形性股関節症にならない人もいます。変形性股関節症は1つの原因からなるのではなく、様々な要因が入り混じって起こります。

 

昔の人は猫背なのに現代人のほうが変形性股関節症が多いのはなぜ?

農業をしていた方などの姿勢を見ると背中が丸くなっている方が多く見受けられます。

しかし、かつて農家がもっと盛んだった時に変形性股関節症が多かったかというと最初にも書いたように現代の方が圧倒的に多いです。

これはどうゆうことでしょうか?

農家の方々は前かがみ姿勢で農作業をおこなうことで猫背になってしまうのですが、農作業によりその姿勢をキープできる筋力がついているため関節にかかる負担が少なかったのではと推測されます。

また、現代人は食生活が乱れているため食生活の乱れにより関節軟骨、骨がもろくなることも指摘されています。

仮に猫背であっても、かつて日本人が食べていた食事、しっかりと足腰が強ければ変形性股関節症にならなくてすむかもしれません。

 

今のご自分の生活を振り返ってみて下さい。

・特に気にしない食生活

・運動不足

・猫背

上記の3つが当てはまる方は変形性股関節症を引き起こす可能性が非常に高くなるでしょう。

変形性関節症は1日2日でなるものではありません。長い間の生活習慣が引き起こします。

今の若い人達はデスクワークやスマホを見る姿勢などで猫背になっている方が非常に多く見受けられます。

食生活の乱れ、運動不足である人たちも多く、今後益々変形性股関節症を患う人が増える可能性が懸念されます。

猫背、食生活、運動はご自分の意識で改善できるものです。

変形性股関節症は人工関節置換術という大きな手術をしたり、痛みで外出できないほどの痛みを引き起こすこともあります。