変形性膝関節症を引き起こす要因とは?

■遺伝

変形性膝関節症の家族がいると、発症する確率が高くなるという報告があります。まだはっきりとしたことはわかっていませんが、遺伝も関係しているのではないかといわれています。特に両親のどちらか、または片方が変形性膝関節症だと発症しやすいです。ただ遺伝的素因なのか環境因子なのかは定かではありません。変形性膝関節症を起こす要因として「肥満」があります。両親が肥満であると子供も肥満ある確率が高くなります。これは遺伝的素因もありますが、両親の好む食物が太りやすく、同じものを食べることで子供も太るとことがあります。遺伝的素因がないにしろ親が太っていて、子も太っていれば変形性膝関節症になる可能性は親子で高いといえます。

また、整体界では「骨格は遺伝する」といわれており、骨のゆがみが親子で似てくると同じような症状が出てくる可能性も高いでしょう。椎間板ヘルニアも遺伝的素因があると言われていますが、子は親を見て育つので親の姿勢が悪かったりすると子供の姿勢も悪くなるので親から姿勢を正すことが大事です。

■年齢

年齢が上がるにつれ、変形性膝関節症になる人は増えていきます。年齢とともに足の筋力が弱くなり、膝に架かる負担が大きくなったり、長年久を使い続けて関節の軟骨がすり減ってきてしまったりということが原因になっています。

と一般的には言われていますが、全員が変形性膝関節症になるわけではありません。高齢者に多い膝痛のため加齢が原因と言われ整形外科では半分諦め状態になってしまいますが、私は年齢は大きな要因ではないと思います。むしろ、○○の原因を長年持っていることで発症すると考えています。

ここ最近は若い人でも「変形性膝関節症」と診断される場合もあります。若い人には関係ない疾患と思われがちですが、様々な生活習慣の変化から若者でも変形性膝関節症を患ってしまう子が年々増えているようです。

■性別

男女ともに発症する病気ですが、特に女性の発症率が高いです。80代の女性では90%ほどの確率で発症しています。

女性は男性に比べて筋力が弱いことと、女性ホルモン影響もあるのではないかといわれています。

女性ホルモンの影響

女性は出産をする際に「リラキシン」というホルモンが分泌されて骨盤を支えている靭帯が柔らかくなり、赤ちゃんが産道を通ってくると言われています。リラキシンは女性に多く分泌されると言われており、リラキシンが分泌されることで、膝の靭帯も緩んでしまい、変形性膝関節症になってしまうのではという説もあります。

■肥満

体重が重いと、膝や股の関節にかかる負担は大きくなります。膝にかかる体の圧力は体重の3~5倍といわれています。体重50kgの場合ですと150kg~250kgですが80kgの場合、240kg~400kgにもなります。

ですから、膝の負担が大きく、変形性膝関節症になりやすいです。

■O脚

O脚の場合、足の内側に負担がかかりやすいので膝への負担も大きく、変形性膝関節症になりやすいです。

日本人は90%以上がO脚だとも言われていますので、発症しやすいのかもしれません。

■運動不足

運動不足になると足の筋肉が衰え、膝にかかる負担が大きくなります。また、運動不足ですと血流も悪くなるため、膝に必要な栄養が行き届かなくなります。得に太ももの前の筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとういん)が弱まると変形性膝関節症になりやすいと言われています。初期の段階では大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の筋力トレーニングをおこなうことで、膝関節内の血液循環が良くなり、痛みが改善する場合もあります。

■職業

職業柄、特定の関節を繰り返し使っていると膝軟骨がすり減りやすくなります。

スポーツ選手などは若くても発症することがあります。半月板や靭帯を負傷してしまうと、若くても発症しやすいです。

他にも、重い荷物を扱うことが多いなど、肉体労働をしていると発症しやすくなります。

 

 

しかし、上記にあげた要因は根本原因ではありません。根本原因の上に上記の要因が重なることでさらに変形性膝関節症になるリスクが高まります。

では根本原因とは何でしょうか?